トマト組には体を動かす「動」の遊びと、
指先を動かして遊ぶ「静」のあそびを用意し、
子ども達が自ら今遊びたい物を選択できるようにしています。
本日は「静」の遊びの一つ「指先遊び」の様子をご紹介します。
教具棚から自分の遊びたい玩具をえらぶと、自分で机まで運びます。
初めはバランスを保ちながら運ぶことが難しく、
トレーから玩具が落ちてしまうこともありましたが、
最近は机までおもちゃを落とさずに運ぶことができるようになってきました。
大人には簡単そうに見えるかもしれませんが
これも実はとってもすごいことなんですよ!
将来的には「給食のお盆を運ぶ」などの活動にもつながり、
遊びをとおして生活に必要な力を育んでいます。
毎日、どの指先遊びで遊ぼうか悩んでいる姿も可愛いです(^^)
人気の玩具は、ポットン落としやカード落とし、パズルです。
真剣に遊んでいる姿が可愛くて、大人はつい「すごいね~!」と
声を掛けたくなるところですが、
子ども達の集中を妨げないように、ここはぐっと我慢して見守ります。
そして、子ども達が出来た喜びを共感したくて自ら大人の方を見たときに初めて
「できたね」と共感できるようにしています。
大人も共感してもらえたらうれしいですよね。
この繰り返しを通して、子ども達との安心感、信頼関係、そして
自己肯定感を育むことを大切にしています。
少しずつお話ができるようになってきたお友だちは
「せんせい!」や「あけて」と、玩具を先生に渡し、
手伝って欲しい気持ちも伝えることもできるようになってきました。
そして最後は自分の使った玩具を、元の場所に片付けます。
遊びの中で「使ったら片付ける」「片付けてから、次のおもちゃを使う」
を繰り返し経験することは、論理的思考能力を育む第一歩です。
脱いだら、たたむ、畳んだらしまうなど、生活面でも見通しをたてて過ごせるように
遊びを通して育んでいます。
トマト組の子ども達も少しずつお片付けの習慣が定着してきました。
これからも、子どもたちの発達や興味に合わせて
様々な遊びを用意していきたいと思います。
トマト組担任